金子みすゞの付録文庫を古着屋さんで見つけました
昔から古着屋さんや、古本が好きでした。
あの独特の匂いの奥に、なんだか世界が広がっているようで、そのモノが、どこかで過ごした時間を共有することができたかのような気分になるのです。
ですから、私の部屋には骨董とは言えない、誰かが何年か使ったであろうものが結構な数、存在しています。
今回、
ブックカバーがかわいくって、手に取りました。
それがたまたま金子みすゞさんの文庫本でした。
しかも雑誌の付録(笑)
金子みすゞさんに初めて出会ったのは高校生の頃でした。
今どきの高校生は、昔の人の詩集などは読まないのでしょうか?
私の頃は、中原中也がかなり流行りまして。
って私の世界は今でもそうですが、かなり狭い世界でありましたので、世の中全体って訳ではたぶんありません。
どうなんでしょうか?少し擦れた子供だったのでしょうか?
高校生の頃って死とかが少し身近になって、でも遠くって「こわい」モノではありませんか?
認めてもらいたい欲とか、自分の立ち位置とか。
色々真剣に悩みだす頃だと思います。
今振り返れば、子どもの頃は、かなり心がむき出しになっていたように思います。
ですが私は、八木重吉さんにドはまりしてました。
そして今回は金子みすゞさんです(笑)何かのきっかけで昔の何とも言えない思いがよみがえる事がありますよね。
この本を見たときにふとその事を思い出し、思わず笑いが漏れました。
あんなに悩んでいた日々を、子供を見つめる柔らかな笑みで迎えることができるのですね。
わ ら い
詩:金子みすゞ
金子 みすゞ童謡集「わたしと小鳥とすずと」より
それはきれいなばらいろで、
けしつぶよりかちいさくて、
こぼれて土に落ちたとき、
ぱっと花火がはじけるように、
おおきな花がひらくのよ。
もしもなみだがこぼれるように、
こんなわらいがこぼれたら、
どんなに、どんなに、きれいでしょう。
昔から好きでしたが、図書館で読んだだけで本は持っていませんでした。また読み返していきたいと思います。
特別お題「芸術の秋」 <ブリヂストン美術館「カイユボット展」キャンペーン!>
~猫さん、犬さん、の飼い主の皆さん。~
慢性腎不全は治らない病気です。
ですが、明るい気持ちにさせてくれる、彼女、彼らのために、笑顔で乗り切っていきましょうね。
それを私たちの家族は、望んでくれていると思います!(๑╹ω╹๑ )