慢性腎不全お猫様を愛する会

20歳の猫マジュ姉さん。 慢性腎不全で、2014年4月に亡くなりました。私、お猫飼いとしてアルミもたくさんの事を学ばせてもらいました。 少しでも皆様のお役に立てればとブログはじめました。 よろしくお願いします。

優しい猫

あなたと会えてよかった。

マジュ姉さんと会った頃の私は、全てをあきらめてしまって、大腸がんになって10年後には死んでしまうんだって思っていた。

潰瘍性大腸炎はその頃、まだ治療が全然わかって無くって、認知度も全くなかった。高校生で、難病と分かったその時に、周りがあんまりにも私に無関心で、誰にも必要とされないむなしさを、心の奥で理解してしまって・・・・

もういいやってあきらめていた。

商業学校で就職に紹介された仕事は新聞配達。

就職はできたけれど、すぐに体調が悪くなり「そんなたいした病気でもないのに!」って言われて、もっと体調が悪くなって、結局やめてレジのアルバイトを始めた。

その時に

「猫を拾ったんだけど」

って猫をよく拾うという女の人に声をかけらられたんだ。

空洞になった私の、人生初めてのおねだりを親が許してくれて、あなたを家に招くことができた。

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 宇宙人みたいにお目目が大きくって、びっくりしたよ。

泣きもせず部屋の隅に隠れてしまうあなた。

初めてうちに来た頃は、部屋の隅に隠れて出てきてくれなかったのに、私が眠るといつの間にか、布団の隅に寝転んでいた。

私はね、まーるく白い小さな塊を布団の隅で見つけた時、涙が止まらなくなったんだよ。何もできない、できなくなった私にあなたは小さな体を預けてくれる。

「マジュ」

そう呼びかけるとビクリとして、また部屋の片隅に走って行ってしまった。あなたの名前はあなたを拾ってくれた人が付けた名前。

あなたを私に会わせてくれた人が付けた名前。

「マジュ」

呼びかけるたびに、触れるたびに、あなたは私の壊れた心を修復していってくれた。

体が異様に臭いのはご飯のせいで、お尻から小さな卵を産むのは寄生虫のせい。

顔以外は全く触らせてくれないのは、誰のせい?

あなたに自分を重ねるのに時間はかからなかった。

こんな私に、あなたが初めて触れてきてくれた気がしたんだよ。

生きる意味をくれたって思ったんだよ。

走り回るあなたに何時間も付き合って、遊んだ。何も知らない私は、あなたと手で遊んでいたため、手は傷だらけになった。そんな私の不注意に、あなたはすまなそうにして私を見上げた。

寝ているときにご飯を催促するため、何度も鼻を噛まれた。

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私の病気は、進行していった。

ステロイドの薬が合わず、毎日1キロ2キロ、朝と晩で体重が変わった。食事もできず栄養補助のドリンクだけになり、毎日点滴に通った。入院するお金がなかったんだよ。

37度が平熱になって、夜は38.5分を超えた。排泄が一日10回近くになって、みるみる骨と皮だけになった。そして眠れなくなった。

仕事場と病院の往復。

耐えきれなくなって、私はあなたの前で何度も何度も何度も泣いた。

何度も何度も数えきれないくらい、あなたの白い毛皮を涙で濡らした。あなたはじっと、私のそばにいてくれた。

そんな日々の中、あなたは慢性腎不全になってしまった。

気が付くと、もう私と13年も過ごしてくれていたんだね。

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お金がアルバイトでは賄えなくなった。だから派遣で仕事を探し始めた。体調は崩れたまま。その頃は1年で3度再燃期という出血が止まらない状態になり、ほとんどを栄養補助と点滴、白血球を除去する治療法を行っていた。脱水で刺繍針ほどの針が血管に入らなくなっていた。でも、私の中には「働かなくては」という思いしかなかった。あなたを失うことの方が私の体調よりも大切だったから。

泣きながら、発狂しながら、私は仕事と通院を続けた。認可実験の新薬も試した。

でも、私は家族に裏切られた。

プチリと切れた私の理性は、数週間で大腸すべてを焼き尽くした。

とうとう私は、立ち上がれなくなった。

自分のベットで、目だけ動く状態でテレビを見ながら泣く事しかできなくなった。だれも声を掛けてくれない。食事もとれず、血と言う排泄を行うため、這ってトイレまで15回以上通う日々が始まった。

そんな私のそばには2匹の猫だけになった。仲が悪いのに頑として私のベットで私と同じようにじっとうずくまり、そばにいてくれる優しい猫2匹。

今までに無いほどに、大声で私は泣いた。

「病院へ連れて行って下さい」と土下座して、親に頼んだ。

入院することに決めたんだ。あなたたちを残して行くことがつらかったけれど、あなたたちを守る事には最善の事だと思ったから。

体は思いのほか悪く、何度も意識を失い、死ぬことなど無い病気なのに死にかけた。

そして大腸を失いました。

翌年に、チロという悲しい生い立ちの猫は慢性腎不全で遠くへ行ってしまった。

優しくさみしがり屋の猫。あなたに十分な愛情を上げられなくってごめんなさい。

私はやっと、食事ができるようになり、体重はものすごく増えた。

だからね
マジュ姉さん。

あなたは私とこの家を出て行ってくれますか?

あなたは新しい環境を許してくれますか?

とても、苦労を掛けると思います。

自由になりたいという私の傲慢な思いを許してくれますか?

私のちいさな優しい優しい猫。

マジュ・・・

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    ~猫さん、犬さん、の飼い主の皆さん。~

慢性腎不全は治らない病気です。
ですが、明るい気持ちにさせてくれる、彼女、彼らのために、笑顔で乗り切っていきましょうね。
それを私たちの家族は、望んでくれていると思います!(๑╹ω╹๑ )

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