ペットと会話するという飼い主は頭がおかしいのか
こんばんは。
考え方のお話です。
慢性腎不全に関しての医療系ブログはたくさんありますし、今の子はまだ3歳で猫コロナウイルス所持ですが猫伝染性腹膜炎(FIP)は発症しておりませんので、病気の子と暮らすという事に関して書きたいと思います。
ここに来てくださった方が少しでも深呼吸していただければと思います。
うちの猫たんと私は会話ができるんです
なんて知り合いが話し出したら「こいつ頭おかしい」って思いますよね。
でも犬や猫って表情があるし、結構おしゃべりなんですよ。野良猫なら若い子か老猫かわかりますし、顔の大きさで雄か雌かって猫を飼っていたら大体わかります。
「頭おかしい」ってペットを飼ってない人は思われるかもしれませんが(大事なのでもう一回書きます)そうなんですよ。
だから私は名前を呼び、可愛い可愛い。生きてくれてありがとうっと、声をかけます。
時々目の前にいるのに、今の猫の名前を呼び、隙間を探したりして「?なに?ここにいるけど」っと猫に私の後を追わせるという、意地悪をしたりします。
話しかけて踊ったりして猫に威嚇されたりします(頭がおかしいので)
普段話をしない人とコミュニケーションはとれますか
あなたも自分の体調が悪い時に、普段無関心のくせにポーズで聞いてこられるとイラ!っとなると思いますし、そういう人の言葉ってわかりますよね。
動物は多分こちらの心情を私達人間なんかより素直に感じられるんだと思います。
よくTVで捨て猫、捨て犬さんが飼い主に会って安全な所にくると顔が変わりますよね。変わったと思わないですか?あれ?
私達のように頭がおかしいペットを飼ってる人達は涙が出るくらい変わったのがわかるんです。
素直に「ああ。この子は幸せな所にいけたんだ!よかった!」ってなるんです。
そして隣にいるその家族の安心しきった顔を見ると「守りたい。この笑顔」となります。
会話ができなくても意思疎通はできる
「ああ苦しいよね。ああ痛いよね」って本気で思ってくれてる人が居ると人間だってわかるし、動物もわかる。でも人間は人間としか会話ができないから、焦れったいし、会話ができているから意思疎通ができていると勘違いをする。会話ができるから余計にそれに頼って騙されたりもする。悲しいです。
忘れてる方もいるかもしれませんが、他にも雰囲気やボディランゲージでも感情の表現ができるんですよ。人間なら、絵や歌でもできますよね。
私達飼い主は、特に病気を抱える子を持つ飼い主は、愛するその子のどんな変化も見逃さないように意識をピンと張って感情の全てを傾けます。
痛みは無いか?熱はないか?瞳孔の変化はないか?膀胱炎は無いか?他に見逃していることはないか?どこかへ薬を吐き戻して隠していないかなど。調べて調べて…どんな事でも見逃さないようにしています。
会話ができないからです。
てんかんを起こしている子を抱きしめることもできず、側で「大丈夫。大丈夫。痛いね。大丈夫。いい子」そう泣きながら声をかけることしかできない。
治ったら「頑張ったね。頑張ったね。いい子。生きてくれてありがとう」声をかけ、そっと撫でる事しかできない。
てんかん中に触れてしまい、パニックになったまじゅ姉さんに噛まれた事が一度ありました。私は怒ったりはしないのですが、2度と噛むことはありませんでした。
苦しいのにどこかへ隠れることもなく、一緒に寝るためにベットに上がってきては、腕の中で丸くなって、眠ります。はき戻すときは私の目の前で戻しましたし、手を出すとそこへ戻しました。(眠っているときに、顔面に戻されて事も多々ありました。遠い思い出です)
耳も遠くなって、急に不安になったのかひしゃげてしまった声をあげる事が日に何度かありました。「ここにいるよ。大丈夫よ」と呼びかけると、その呼ぶ声は止まります。
それを信頼関係と呼ぶのではないでしょうか。
その関係を誰かが頭がおかしいと呼ぶのなら、言わせておきましょう。
私たちは言葉が通じなくても、抱きしめて声をかける。それに答えてくれる愛する家族がいるのなら、それでいいじゃないですか。
生きてくれてありがとう。
そう言って私たちだけの信頼関係を築いていきましょうよ。